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日毎の糧 5月22日(火)

列王記下18:1-12より

イスラエルの王、ホシェアの治世第3年に、ユダの王アハズヤの子ヒゼキヤが王となった。彼は25歳で王となり、29年間エルサレムで王位にあった。その母の名はアビといい、ゼカルヤの娘であった。彼は父祖ダビデが行ったように、主の目にかなう正しいことをことごとく行い、聖なる高台を取り除き、石柱を打ち壊し、アシェラ像を切り倒し、モーセの造った青銅の蛇を打ち砕いた。
 ・・・ヒゼキヤ王の4年、ホシェアの治世7年に、アッシリアがサマリアに攻め上って来て、これを包囲し、3年後に占領した。・・・

 ユダ王国に待望のヒゼキヤ王が即位していた同時期に、イスラエル王国は、陥落する。北イスラエルの人々はアッシリアへと捕囚されてしまう。

列王記は北と南の王国の辿った道を、民と王たちの歩みは、神の民に相応しい歩みであったか?との視点で見ている。
兄弟国の最後を見届けるユダの王は、神に適わしい国政へと舵を切るのだが、・・

聖なる高台はじめ、青銅の蛇は、神中心になれない、人間の自己中心性の妥協の産物の象徴です。
神に従う心は、自己改革、宗教改革を繰り返し、やがてヨシヤ王の宗教改革への準備を進めていきます。二つの宗教改革は、王国滅亡までの最後の煌めきです。ダビデの王国は歴史から姿を消し、やがて、国を持たない王、ダビデの子、イエスへ繋がっていきます。