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日毎の糧 7月18日(火)

ダニエル書1:-2:12より

 バブロンの王ネブカドネツァルがエルサレムを包囲した。
 王は侍従長に命じてイスラエルの王族と貴族の中から、何事にも才能と知恵があり、知識と理解力に富み、宮廷に仕える能力のある少年を何人か連れて来させ、カルデヤ人の言葉と文書を学ばせた。王は宮廷の肉類と酒を与えるように定め、三年間養成してから仕えさせることにした。

 今週からダニエル書が始まりました。戦争によって捕囚された子供たちの話です。バビロンの王宮に仕えるべく養成される少年たちは異国の言葉と文化を学び、呼び名も変えられるのですが、ダニエル少年は、自らのアイデンティティを守るべく、王宮の肉を断ち、野菜と水で養われることを願います。幸い侍従長は好意を示し、親切にしてくれました。
 やがて、ダニエルはバビロンの王に仕え、長生きします。ペルシャ王クロスが即位するまで
の大帝国バビロンの終焉の時代を、王の苦悩に寄り添いながら、知恵を尽くして生き抜きます。
捕囚された国の官僚として、なおかつ、捕囚民として、困難な時代を、少年たちが生きていく話です。
がんばれ、ダニエルさん!