日毎の糧　7月31日(月)

ダニエル書　8:1-14

　わたしダニエルは先にも幻を見たが、その後王の治世第三年に、また幻を見た。・・わたしは一人の聖なる者が、こう話しているこのわたしに問いかけるのを聞いた。「この幻、すなわち、日毎の供物が廃され、罪が荒廃をもたらし、聖所と万軍とが踏みにじられるというこの幻の出来事は、いつまでも続くのか」彼は続けた。「日が暮れ、夜の明けること二千三百回に及んで、聖所はあるべき状態に戻る」

　バビロン帝国の最後の王の時代、元年と三年に、ダニエル自身も幻に悩まされている。王の苦悩に寄り添うダニエル自身も、時代の変わり目に、不穏な幻を見、疲れ果て病気になっている。
　しかしダニエルはこの不穏な苦しみには、明確な終わりのあることを知らされます。それは、ダニエルへの問いかけという形で、教えられます。苦しみの最中に、問いかける方がいる。
　苦しみの中に埋没して孤独になってはならないのです。

　ダニエルは問いかける者の声を聞きます。