日毎の糧　10月31日(火)

ローマの信徒への手紙　1章より

世界が造られたときから、神の目に見えない性質は被造物に現れており、これを通して神を知ることができます。従って、彼らには弁解の余地がありません。なぜなら、神を知りながら、神としてあがめることも感謝することもせず、かえって、むなしい思いにふけり、心が鈍く暗くなったからです。自分では知恵があると吹聴しながら愚かになり、滅びることのない神の栄光を、人間や鳥や獣・・・に似せた像と取り替えたのです。

今週から新訳聖書のロマ書、パウロさんの晩年の手紙です。

「わたしは福音を恥としない。福音は信じる者すべてに救いをもたらす神の力　福音には、神の義が啓示されそれは信仰を通して実現される」

　パウロさんが伝えたい、そしてパウロさんが生き抜いた力の源、信仰を、手紙から聞き取りましょう。
　幼い信心は、狛犬やお狐や秋刀魚やかまどやらを大事にしながら、創造主を忘れてしまう。幼児ばかりでなく、ギリシャの哲人も、名も知らぬ神の碑を忘れたように作っていたと、いわれます。造り主の代わりに造られた物を拝んで仕える、それが人間です。
　わたしたちは、聖なるものを感じ、求めるように造られているのです。生まれ出て来た源、宇宙の神秘と繋がっているので、拝む方を求めます。
しばらくパウロさんと語り会いましょう！
良い日々を送ってください。