日毎の糧　11月21日(火)

ローマの信徒への手紙9:14-29

・・神はモーセに
「わたしは自分が憐れもうと思う者を憐れみ、慈しもうと思う者を慈しむ」と言っておられます。・・・神はご自分が憐れみたいと思う者を憐れみ、かたくなにしたいと思う者をかたくなにされるのです。
　・・あなたは言うでしょう。「なぜ、神はなおも人を責められるのろうか」と。人よ。神に口答えするとは、あなたは何者か。造られた物が造った者に、「どうしてわたしをこのように造ったのか」と言えるでしょうか。
・・神はわたしたちを憐れみの器として、召し出してくださいました。

　わたしたちも、この神の性質を帯びているから、自由な心で他者を愛し、また、嫌う。その思いが起こってしまうのは止められないのです。ただ、神は、寛大な心で、滅びることになっていたわたしを、耐え忍び、憐れみ、栄光を与えようと働きかけてくださって、今がある。

「わたしは、自分の民でない者をわたしの民と呼び、愛されなかった者を愛された者と呼ぶ。
彼らは生ける神の子らと呼ばれる。」
人は、自分に思い通りにならないことに深く傷つき、悔しがるけれど、いつしか、癒され　受け入れ、引き受ける者に変わっていきます。たいしたものです。何故なら神が設計してくださった者だから……