日毎の糧　12月16日(木)

ルカによる福音書21章10ー19

・・・しかし、これらのことが起こる前に、人々はあなたがたに手をくだして迫害し、牢に引き渡し、わたしの名のために王や総督の前に引っ張って行く。それはあなたがたにとって証しをする機会となる。だから、前もって弁明の準備をするまいと、心に決めなさい。どんな反対者でも、対抗も反論もできないような言葉と知恵を、わたしがあなたがたに授けるからである。・・・

　疫病や地震や争い紛争が、予告される。その前に、キリストの名ゆえの、迫害が、わたしたちを見舞います。なんと厳しい状況でしょうか。しかし、しかしながら、それは、わたしたちの証しの機会だと言われています。それも、わたしが前もって準備するような弁明など、必要ない、役立たないと言ったらいいでしょうか、どんな反対者も対抗も反論もできない言葉と知恵を、キリストがわたしたちに授けてくださるとおっしゃいます。

　生涯で一度、キリストの名ゆえの証しに、わたし！が、用いていただける。そのとき、やってくるであろう、言葉と知恵！わたしを圧倒し、背中を押してくださる言葉と知恵！
　状況は恐ろしくても、その言葉と知恵を受け止める貴重な体験を、心から喜びたいです。
　生涯を賭けて聖書と向き合い、伝えることの出来ない信仰の真理を、あゝ、そうなのか、それがわたしには不足だったのか、と、言葉と知恵の前に深く深く、平伏したいと願っています。