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 日毎の糧 12月19日(火)


ルカによる福音書1章より

・・天使は答えた。「聖霊があなたに降り、いと高き方の力があなたを包む。だから生まれる子は聖なる者、神の子と呼ばれる。あなたの親類のエリザベトも、年をとっているが、男の子を身ごもっている。不妊の女と言われていたのに、もう六ヶ月になっている。神にできないことは何一つない。」マリアは言った。「わたしは主のはしためです。お言葉どおり、この身に成りますように」そこで天使は去って行った。
 その頃、マリアは出かけて、急いで山里に向かい、ユダの町に行った。そして、ザカリアの家に入ってエリザベトに挨拶した。・・・

黙想
 今週からルカ福音書のクリスマス物語です。主イエスの母になることを天使から告げられたマリアが、エリザベトを訪ねます。次にマリアがこの道を進むのは、ヨセフと共に、ロバの背に乗って、身重の冬の旅、住民登録をするためです。が、今は、少女がたった一人で、軽やかな足取りで、山道を駆け抜けて行くのです。天使から聞いた言葉に従って、エリザベトに会うためです。天使の言葉が実現しているのを、マリアは、見なくてはなりません。

 信仰は信仰に出会って、力づけられます。危険な山道を走る少女!クリスマス物語の幕開けです。信じ難いことを、信じ抜くために、それぞれの信仰が、近寄せられて、ゆきます。
 天使が飛び交い、信仰が寄せ集められて、「神にできないことは何一つないことを受け止める人々の物語が始まります。