日毎の糧 12月4日(月)
ルカによる福音書17章20-37節より
ファリサイ派の人々が、神の国はいつ来るのかと尋ねたので、イエスは答えられた。「神の国は、見える形では来ない。・・実に、神の国はあなたがたの間にあるのだ。」それから、イエスは弟子たちに言われた。「あなたがたが、人の子の日を一日だけでも見たいと望む時が来る。しかし、見ることはできないだろう。『見よ、あそこだ。』『見よ、ここだ』と人々は言うだろうが、出て行ってはならない。また、その人の後を追いかけてもならない。稲妻がひらめいて・・・しかし、人の子はまず必ず、多くの苦しみを受け、今の時代の者たちから排斥されることになっている。
アドベントに入りました。教会の新年です。日毎の糧もルカによる福音書に変わり、わたしはてっきり1章から読み始めるのかと思い込んでいましたら、主イエスの受難予告を読むことになりました。思い込みは危険ですね。他人の言葉に振り回されることも危険です。神の国の始まりは、人の予想を超えて、圧倒的です。謙遜が求められています。圧倒的な神の国の始まりは、もはや、人の宣教でなくていいのです。
問われているのはむしろ、それまでに、あなたは、誠実にこの世界で生き抜きましたか、他の人を圧迫したり犯したい誤ちを受け入れて、手放しましたか、と自身を振り返ることだと感じています。
待降節の恵みを、豊かに味わいながら、お過ごしください。